【初心者トライアスリート向け】海でのスイムトラブルの原因と対策まとめ

トライアスロン基本

こんにちは、トライアスリートひろです!

この記事では、

『トライアスロンに興味があるけど海でのスイム(OWS:オープンウォータースイム)が気になって一歩が踏み出せない方』向けに、

▪️プールで泳いでいるだけでは分からない“海で泳ぐ“と言う事。

▪️プールと違うから海では起こり得るトラブルと対策のまとめ

について書こうと思います。皆さんのトライアスロンライフのお役に立てれば嬉しいです!

プールで泳いでいるだけでは分からないOWS

普通に泳ぐと言ったらプールですよね。OWSとプールスイミングの違いと、それが引き起こす事について書きます。

  • 足が付くか着かないか → 怖い
  • コースロープが無い →真っ直ぐ泳げない
  • 流れがある →真っ直ぐ泳げない
  • 波がある →真っ直ぐ泳げない、呼吸し難い
  • 底が見えない事が多い →怖い
  • 人と接触しながら泳ぐ →怖い、真っ直ぐ泳げない、蹴られる、沈められる
  • 水温は色々(寒い事が多いかな) →怖い、身体が動かない
  • 呼吸時に油臭がする事もある →気持ち悪くなる

これくらい有ります!

この違いを練習で知っておかないと、本番はマジで危険です。逆に知識として知って、練習で一度でも体感していれば半分は落ちついて対応できると思います。

勿論、ベースには『泳げる』と言う事が必要ですが、違いを知らずに泳ぐことだけを練習するのではダメなんです。

違いがある事を知り、どうすればその違いに対応出来るか考えましょう!

基本は実際の海での少人数での練習です。体調が悪い時は絶対にやらないのは当然ですが、不安感が強い時は、練習リーダーに必ず『不安感がある』事を伝えて練習する様にして下さい。

数年前には練習会で亡くなった60代の女性も見えました。

新聞記事に拠ると、普段からプールで熱心に練習している方で決して泳げない事はなかった方でしたがパニックを起こした可能性が書かれていたのを覚えてます。

この例の様にOWSでの事故は泳げないから起こるとは限りません。人間は不安を感じるといつもの様に身体を動かせ無くなりますから、

▪️泳げる自信を付ける為に普段から練習する。

▪️初めての経験はなんでも緊張するので、事前に慣れておく。

初めてのレースはただでさえ緊張しますので、スイムを含めたミニレースをスイム練習と合わせて出来ると最高ですね!

海練習は必ず複数人で、バディを組んで海水浴場のネット近くでやりましょう。

適当な場所で泳ぐのは万が一の時に危ないし、周りに多大な迷惑かける事になります。

その他、トライアスロンスイム特有の視点でまとめた記事もご覧下さい。

OWSで起きる事を知っておこう。

自分ではコントロール出来ない事

OWSでは、プールとは違い海の生物や、ゴミ等の浮遊物もあります。

特に大会前数日の間に大雨があると、浮遊する木片などが増えます。中々対処し難いですが…。

クラゲに刺されたり、エイを踏んで刺される事も。

また、地形から発生するリップカレント(沖に引っ張られる急な潮流)などもあります。

※リップカレント海水浴客が沖に流されて溺れる原因の一つです。

事前の準備で対応出来ること

また、海水温が低い時にはウエットスーツを着ていても気が遠くなった経験もあります。

海水温や天候は事前に予想出来ますから、その状況をよく想像して準備しましょう!その予想が大きな違いを生むんです。

これらの事は練習することは中々出来ませんが、知っておけば落ち着いて対応できます。

水温が低くて怖かった時のことはこちらに書いてます。参考にして見て下さい。

まず大切なのは、どんな事がプールとは違っていて、その為に何が起きるのかを知る事です。

知っていれば対策が打てます。

例えばトライアスロンのオリンピックディスタンスは、1,500mを泳ぐ設定ですが、実際は1,400〜1,600mくらい人によって泳ぐ距離が変わります。

これは真っ直ぐ泳げないからなんですね。

プールの様にタイルが見える事もコースロープが有る事もほぼ無いので、目標物をしっかり見定め、たまにヘッドアップして、目標方向に泳いでいるか、チェックが必要でなんです。

その為、ヘッドアップの技術と目標物の確認の仕方を知っておかないと行けません。

目標物確認の方法についてはこちら。

OWSの不安への対処

基本的には、しっかり泳ぎ込む事が一番大切な事です。

スイム練習のポイント

ただスイムは闇雲に練習しても上達はしません。

スイマーと未経験者の最大の違いは、『ボディポジション』です。

これは一朝一夕には身に付けられませんが、ボディポジションが一番重要なポイントだと知っただけで大きな進歩なんです。

何が悪いか分からなければ、対処のしようが有りません。

多くのトライアスリートが一番重要なボディポジションの事を分からないまま、練習してるのが実状だと思います。

簡単に言えば、スイムのボディポジションとは水面に対して平行に身体を浮かせる事です。

このボディポジションを取りやすくする練習や意識するコツについては、また別の記事で紹介したいと思います。

一度身に付けた元スイマーは、腹が出たおじさんになっても速いんです!腹立つくらいに!笑。

OWSに備えて

まずは、OWSでは何が起きる可能性があるのか知り、知識を持ったら、後は一つづつ対処しましょう!

対処については以下の記事にまとめました!

私も今でも、スイムスタート前は一番緊張します。でも、沢山の経験を積んで、冷たい海以外なら何とかなると思える様にはなりましたよ、笑。

やるべきことをやれば自信が持てます。スイムは特に不安感がパニックを呼びます。やはり、練習が大事ですね!

皆さんのトライアスロンライフのお役に立てれば嬉しいです!

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