私がトライアスロンスイムでパニックになった状況

トライアスロン基本

トライアスロンを始める前のスイムの不安

こんにちは、トライアスリートひろです。

この記事では、『トライアスロンを始めたばかりか、始め様としている初心者』に向けて、

私の経験談を少し紹介したいと思います。

トラウマになり掛かったトライアスロンスイムに対する恐怖感についての私の体験記事です。

あなたのトライアスロンライフのお役に立てれば嬉しいです。

もくじ
  • 泳ぎながら頭がくらくら。。
  • これが過呼吸か!
  • 心に支配されている呼吸
  • 怖さを思い出した時の対処方法
  • 極意らっこ泳ぎ

泳ぎながら頭がくらくら。。

不安克服について書く前に私が一番怖かったスイムについてです。

日本では3月の沖縄のレースを皮切りにトライアスロンシーズンが始まります。本土でも5月頃から始まりますが、5月や6月の海はまだまだ冷たいのです。

海水温は気温に2ヶ月遅れます。6月の海は4月頃の気温のイメージですので、まだまだ15~20℃という海水温です。(代わりに11月の海水温は9月の気温のイメージなので海は温かく、海から上がると寒いんです^^;)

私が出た6月のレースは前日からの雨で気温も低く、海水温も16℃とのアナウンスでした。

当時は5mmのロングジョンタイプ(腕のないウエットスーツ)でスイムスタートしましたが、スタート前のアップで身体が冷え、ガチガチ震えながらのスタートだったのを覚えています。

スタートしてしばらくはバトル(周りのレース参加者と身体がぶつかり合う)もあって、気も張ってたんですが、数分経って落ち着いてくると、何だか頭がくらくらしだしました

これは冷たい水が耳に入る事で三半規管がマヒしてし起こる現象で、冷たい水でも平気な人もいる様ですが当時はそんな知識もなかった私には、パニックの引き金になりました。

初めての経験で「俺体調おかしいのか?大丈夫か?」とか思い出したら段々呼吸が苦しくなって。。。

これが過呼吸か!

ちょっと落ち着こうと周りに人が居ない場所を探して平泳ぎするんですが、一行に落ち着けません。パニックを起こしていたのです。

これが不思議なんですが、自分ではまだ冷静に自身の状況をコントロールしているつもりだったんですが、、ガードの方から近づいてきて声を掛けてくれました。

しかしガードのボードに掴まっているのに呼吸が落ち着きません。それどころか息を吸っても吸ってもドンドン苦しくなる感覚

この状況が一番怖い

後から分かったのですが、それが不安からくる過呼吸なんです

心に支配されている呼吸

ガードが私の状況を見て、他のガードに合図をしています。『回収かな?』と思いながら、息の出来ない苦しさ、恐怖感から情けなさに気持ちが切り替わると、なんだかその時、心が落ち着き始めたのを感じ、少しずつ呼吸が出来る様になりました。

なんと云うか横隔膜が動いてくれたというか、、その間とても長い時間が過ぎた気がしました。

いま振り替えるとまだ生きてるんでそんなに長い時間な訳ないんですがね。

その時がこれまででスイムで一番怖かった時なんですが、呼吸さえも心に支配されてるんだな、と今でも思います。

それから少し落ち付きを取り戻すと同時に、たまたま暖かい潮が入ってきて寒さが和らいだ感じがして、もう一度泳ぎ出すことが出来、何とかスイムを終える事が出来ました。

この時は、

▪️上手く心を落ち着かせる事ができたこと、

▪️偶然暖かい海水の塊りが入って来た事でくらくら感が減衰し

レースが続けられました。

またガードさんがしっかり見ていてくれたので大事には至りませんでしたが、そのレースの後、しばらくはその時の感覚を思い出すとプールでも過呼吸気味になるトラウマ状況になってしまいました。

怖さを思い出した時の対処方法

この過呼吸になる恐怖から立ち直るには泳ぎ込むしか無い!としばらくガムシャラに泳ぎました。

それが多少の自信を付けた事も良かったんだと思いますが、その過程の中で『恐怖心を克服するのではなく、怖くなってきた時の対処方法』を考える方が正解ではないか?と考えました。

だって、どんなに練習してもスイムは簡単に上達しないんです!

恐怖心を克服するのではなく、怖くなって来た時の心の対処法

極意らっこ泳ぎ

そして、見つけたのがこのらっこ泳ぎです。コレは人それぞれだと思いますが、

①スイムアップの時にウエットスーツで海底に潜ろうとします。そして絶対に潜れない、らっこの様に浮いてしまう事を確認します。

これによってウエットスーツ来てれば沈まない!と体感するのです!

②その後、今度は上を向いて大の字になってらっこの様に浮き、呼吸をします。この時のコツは鼻に水を入れない様に波を感じながら丁寧に呼吸します。

このらっこみたいに潜り、ぷかぷか浮くのをスイム中に苦しさを感じたら入れる練習をしてみると良いと思います。

▪️ウエットスーツを着たら、絶対に沈まない。

▪️らっこ泳ぎで呼吸が確保できる。

この2点を確認する様になってから、私のこのスイム体験のトラウマは去って行きました。

次回は小道具も含めた対策をお話しします。皆さんのトライアスロンライフのお役に立てれば嬉しいです!

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